【Chrome】パスワードが保存されない

Chromeのパスワードマネージャーで、パスワード保存の設定を有効にすると、サイトへログインするときに「パスワードを保存しますか？」と通知が表示されるようになります。設定を有効にしても、何らかの原因でこの通知が表示されない場合は、本記事を参考にして問題を解決してください。

対象OS Windows 10、Windows 11

1.パスワードの通知を確認する

サイトにログインすると、通常、画面の右上に「パスワードを保存しますか？」と通知が表示されますが、タイミングによっては通知が閉じてしまうことがあります。そのような場合は、アドレスバーにある鍵アイコンをクリックして、通知を手動で表示させてください。

ヒント：鍵マークは、ログインする前にクリックしてください。ログイン後は鍵マークが消えてしまう場合があります。

Chromeから「パスワードを保存しますか？」と表示されたときに、［使用しない］ボタンをクリックすると、当該サイトはパスワードの保存対象から除外されます。一部のサイトで保存ができない場合は、リストを確認してください。

ヒント：「常に保存しない」リストに複数のサイトが登録されているときは、一件ずつ削除してください。

Chromeの拡張機能の影響で、「パスワードを保存しますか？」と表示されない場合があります。下記の記事を参考に、拡張機能を無効にして動作を確認してください。

パスワードが保存されないときは、Cookieを削除することで、症状が改善することがあります。

Chromeの同期が無効の状態で、かつ、ClearBrowsingDataOnExitList ポリシーが有効になっている場合は、以下の手順で設定を解除してください。

ClearBrowsingDataOnExitList ポリシーは、Chrome終了時に、閲覧履歴、ダウンロード履歴、Cookie、キャッシュ、自動入力、パスワード、サイトの設定、ホストされているアプリデータを自動で削除します。ただし、Chromeの同期が有効な場合、データは削除されません。

スタートボタンを右クリックします。
表示されたメニューの中から、［Windows PowerShell（管理者）］^*をクリックします。
^*Windows 11の場合は、［ターミナル（管理者）］をクリックしてください。
ユーザーアカウント制御が表示されたら、［はい］ボタンをクリックします。
［はい］ボタンをクリックします。
PowerShell（ターミナル）が起動したら、次のコマンドを入力して、Enterキーを押します。

reg delete HKCU\Software\Policies\Google\Chrome\ClearBrowsingDataOnExitList /v 5 /f

コマンドをコピー

コマンドを入力して［Enter］キーを押します。

ヒント：コマンド実行後、すべての画面を閉じてPCを再起動してください。該当のポリシーが設定されていない場合は、「指定されたレジストリキーまたは値が見つかりませんでした」とメッセージが表示されます。

保存したパスワードが、一定時間経過すると勝手に削除されてしまう場合は、BrowsingDataLifetime ポリシーが設定されている可能性があります。デバイスから Chrome のデータを自動的に削除する（Chrome Enterprise）を参考に、該当の設定を解除してください。

Chromeの設定を初期値に戻します。リセットを実行すると、Chromeの設定が初期化され、拡張機能が無効になります。また、キャッシュやCookieが削除されます。

初期化されるChromeの設定は、既定の検索エンジン、ホームページとタブ、新しいタブページ、固定しているタブ、コンテンツの設定などです。ブックマークや履歴、保存済みパスワードに影響はありません。

ヒント：［現在の設定を送信してChromeの品質向上にご協力ください］の設定は任意です。

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