Windows 10,11

OneDriveの同期解除をする方法

OneDriveの同期解除して、ファイルが勝手に同期しないようにします。同期を停止するには、PCのリンクを解除します。

また、デスクトップやドキュメントに保存したファイルをOneDriveで勝手に同期したくない場合は、バックアップ機能を停止してください。

OneDriveの同期解除

対象OS Windows 10、Windows 11

なぜ、OneDriveが勝手に同期するのですか?

デスクトップやドキュメントにファイルを保存すると、OneDriveへ勝手に同期されることがあります。これは、OneDriveの機能であるPCのバックアップによるものです。

デスクトップ、ドキュメント、ピクチャの各フォルダーに保存されたデータは、自動でクラウドにバックアップされます。

データの保護に役立つ機能ですが、無料プランでは、ストレージ容量が不足しがちです。また、OneDriveへ勝手に同期されることを望まないユーザーもいるでしょう。

そのようなときは、PCのバックアップのみ停止することができます。バックアップ停止後も、エクスプローラーからOneDriveにアクセスすることは可能なので、手動でファイルを同期したり、他ユーザーと共有することができます。

ワンドライブの同期を解除する方法は3つ

OneDrive(ワンドライブ)の同期を解除するには、すべての同期を停止する方法とPCのバックアップのみ停止する方法、またはアンインストールする方法があります。動機の停止は、主にOneDriveを利用しないユーザー向けの方法で、PCのリンク停止を行います。

OneDriveは利用したいが、ファイルが勝手にOneDriveに同期されないようにしたいときは、PCのバックアップ機能のみ停止します。また、OneDriveを完全に削除したい場合は、アプリをアンインストールすることもできます。これら同期の解除方法により、その後の結果は異なります。目的に合わせて、最適な解除方法を選んでください。

同期の解除方法により、その後の動作は異なります。目的に合わせて、最適な解除方法を選んでください。

(ケースその1)OneDriveを削除せず、機能のみ停止したい場合:

→【方法1】の手順でPCのリンクを解除してください。これにより、バックアップが停止され、エクスプローラーでファイルの同期もできなくなります。

(ケースその2)ファイルが勝手に同期されないようにしたい場合:

→【方法2】の手順でバックアップ機能を停止してください。デスクトップやドキュメントなどに保存したデータが、OneDriveで勝手に同期されなくなります。

(ケースその3)OneDriveを完全に削除したい場合:

→【方法3】の手順でOneDriveをアンインストールしてください。アンインストールすることで、ファイルの同期、バックアップなど全ての機能が停止されます。

ヒントヒント: OneDriveの同期は一時停止も可能です。一時停止するには、タスクバー(通知領域)のOneDriveアイコンOneDriveアイコンをクリックし、メニューから設定ヘルプと設定 > [同期の一時停止]を選択してください。

本記事では、いくつかあるOneDriveの同期の停止方法を、用途別に紹介します。いずれの方法で、OneDriveを停止した場合でも、これまでにクラウド上に同期(保存)されたファイルは削除されません。今後OneDriveを利用する予定がない場合は、必要に応じて、クラウド上のファイルを削除してください。

【方法1】PCのリンクを停止してOneDriveの同期解除

PCのリンクを停止すると、OneDriveからサインアウトされ、すべての同期が停止します。これにより、デスクトップなどに保存したデータがOneDriveに勝手に同期されなくなります。

また、PCのリンクを停止しても、Microsoftアカウントでサインインし直すことで、いつでも利用を再開できます。また、リンク停止中でも、ブラウザーからOneDriveオンラインにアクセスして、データを参照したり、ファイルをアップロードすることができます。

  1. タスクバー(通知領域)にある OneDriveアイコン OneDrive のアイコンをクリックします。
  2. 画面が開いたら、右上の 設定(ヘルプと設定)アイコンをクリックします。
  3. ヒントヒント: タスクバーにOneDriveのアイコンが表示されていないときは、上向き矢印(隠れているインジケーターを表示)をクリックするとアイコンが表示されます。

  4. 表示されたメニューの中から、[設定]をクリックします。
    PCリンクの停止(手順3)
    [設定]をクリックします。
  5. 画面左のメニューの中から[アカウント]をクリックします。
    PCリンクの停止(手順4)
    [アカウント]をクリックします。
  6. 画面が切り替わったら[このPCからリンクを解除する]をクリックします。
    PCリンクの停止(手順5)
    [このPCからリンクを解除する]をクリックします。
  7. 確認メッセージが表示されたら[アカウントのリンク解除]をクリックします。
    PCリンクの停止(手順6)
    [アカウントのリンク解除]をクリックします。

「オンラインのみのファイルは削除されます」とは?

PCのリンクを解除すると、クラウド上にのみ保存されているファイル(雲マークのついたファイル)は、エクスプローラーからは見られなくなることを意味します。ただし、クラウド上にはファイルは残るので、ブラウザ等でファイルを確認したり、開いたりすることは可能です。

また、リンクを解除すると、OneDriveの同期が停止されます。同期を再開したいときは、OneDriveの設定画面を開き、サインインしてください。

同期解除後にファイルを削除する方法は?

OneDriveの同期を解除した後でも、以前にクラウドに保存(同期)されたファイルは残ります。同期を解除した後にクラウド上のファイルを削除したい場合は、OneDriveのオンラインページにサインインし、該当するファイルを削除してください。

削除したファイルはOneDriveのごみ箱に移動します。完全に削除するには、ごみ箱を空にする操作が必要です。なお、ごみ箱内のファイルは30日経過すると自動的に削除されます。

オンラインページからファイルを削除する方法

フォルダーを開く

❶ ブラウザでOneDriveのページを開いてサインインし、削除したいファイルがあるフォルダーを開きます。

削除したいファイルを選択

❷ 削除したいファイルを選択(複数選択できます)して、ページ上部にある[削除]をクリックします。

ファイルを削除

❸ 確認メッセージが表示されたら[削除する]をクリックします。必要に応じてごみ箱からも削除して下さい。

【方法2】バックアップ機能を停止する

OneDriveのPCバックアップを停止することで、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャに保存されたすべてのデータ、または指定したフォルダーに保存したファイルが自動で同期(バックアップ)されなくなります。なお、バックアップ機能を停止すると、OneDriveのバージョン履歴によるデータ復元も利用できなくなります。

  1. タスクバー(通知領域)にある OneDriveアイコン OneDrive のアイコンをクリックします。
  2. 画面が開いたら、右上の 設定(ヘルプと設定)アイコンをクリックします。
  3. 表示されたOneDriveのメニューの中から[設定]の項目をクリックします。
    バックアップ機能の停止方法(手順3)
  4. 同期とバックアップにある[バックアップを管理]をクリックします。
    バックアップ機能の停止方法(手順4)
  5. バックアップを停止したい対象フォルダーの横にあるスイッチをオフにします。
    バックアップ機能の停止方法(手順5)
  6. 停止しますか?と表示されたら[バックアップの停止]をクリックします。
    バックアップ機能の停止方法(手順6)
  7. バックアップを停止したら[閉じる]ボタンをクリックします。
    バックアップ機能の停止方法(手順7)

ヒントヒント: フォルダー毎にバックアップを停止できます。完全に停止したい時は、すべてのフォルダーをオフにして下さい。バックアップ停止後も、既存のクラウドデータは保持され、エクスプローラーやブラウザから手動でファイルをアップロードしたりファイル共有することが可能です。エクスプローラーを使って、OneDriveにファイルを保存したい場合は、保存先「OneDrive」を開いてください。

【方法3】OneDriveのアンインストール

OneDriveを今後利用する予定がない場合、アプリをアンインストールすることで、バックグラウンドでの動作を停止し、メモリを解放できます。

  1. スタートボタン(スタート)> 設定(設定)と順番にクリックします。
  2. Windowsの設定画面が開いたら、[アプリ]の項目をクリックします。
  3. アプリ画面に切り替わったら、[インストールされているアプリ]をクリックします。
    アンインストール(手順4) Windows11の場合
  4. アプリ一覧から、Microsoft OneDrive の右端にある 3点リーダー(3点リーダー)をクリックします。
    アンインストール(手順5) Windows11の場合
  5. 表示されたメニューの中から、[アンインストール]をクリックします。
    アンインストール(手順6) Windows11の場合
  6. 確認メッセージが表示されたら、[アンインストール]をクリックします。
    アンインストール(手順7) Windows11の場合
  1. スタートボタン(スタート)> 設定(設定)と順番にクリックします。
  2. Windowsの設定画面が開いたら、[アプリ]の項目をクリックします。
  3. 画面に切り替わったら、メニューの中から[アプリと機能]をクリックします。
    アンインストール(手順4) Windows10の場合
  4. アプリの一覧の中から、[Microsoft OneDrive]をクリックします。
    アンインストール(手順5) Windows10の場合
  5. 表示されたメニューの中から、[アンインストール]をクリックします。
    アンインストール(手順6) Windows10の場合
  6. 確認メッセージが表示されたら、[アンインストール]をクリックします。
    アンインストール(手順7) Windows10の場合

ヒントヒント: 「ユーザーアカウント制御」のウインドウが表示された場合は、[はい]ボタンをクリックして、アンインストールを続行してください。

OneDriveの同期解除後の動作

同期を停止する方法によって、その後のOneDriveの動作が異なります。以下の表では、Windows上での各動作をまとめています。この情報を参考に、最適な同期解除方法を選んでください。

エクスプローラーから開く ユーザーフォルダの同期 バックグラウンド オンラインで参照
PCのリンクを解除した場合 停止 停止
バックアップ停止した場合 停止
アンインストールした場合 停止 停止 停止

OneDriveの再インストール方法

アンインストールしたOneDriveを再インストールする場合は、ダウンロードページからデスクトップ版OneDriveアプリをダウンロードしてください。Windows10・11には、「デスクトップ版OneDrive」がプリインストールされており、Microsoftストアから入手できる「アプリ版OneDrive」とは異なります。

OneDriveの再インストール(手順1)

❶ OneDriveの ダウンロード のページを開き、[ダウンロード]ボタンをクリックします。

OneDriveの再インストール(手順2)

❷ ファイルのダウンロードが終わったら、[開く]または[ファイルを開く]をクリックします。

OneDriveの再インストール(手順3)

❸ インストールが開始されます。完了後、Microsoftアカウントでサインインして下さい。

OneDriveは、PowerShellで、winget install 'Microsoft.OneDrive' とコマンドを入力して再インストールすることもできます。詳しくはこちらを参照してください。

OneDriveの初期セットアップ方法はこちら

参考:OneDriveをオフにするか、無効にするか、アンインストールする(マイクロソフト)


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