
画像サイズを変更する方法 はこちら

ワンポイント
Windows10、Windows11では、右クリックメニューの[送る]>[メール受信者]で画像の大きさを変えることができません。代わりにPowerToysの「Image Resizer」を利用することで、右クリックメニューから画像の大きさを変更できるようになります。
(参考)PowerToysのインストール方法はこちら
「Image Resizer」を使ってデフォルトで出力可能なサイズは、(大)1920x1080px、(中)1366x768px、(小)854x480 と(電話)320x568 の4種類と、カスタムサイズです。

公開日:
2022/04/22 /
最終更新日:
2022/04/27 /
著者:まきばひつじ /
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STEP1 Image Resizerの有効化する
PowerToysの「Image Resizer」機能を利用すると、ファイルの右クリックメニューから、画像の実サイズを変更することができます。実サイズを縮小させると、ファイルの容量も小さくなるため、メールに添付して送信するときに役立ちます。
(A)Image Resizerを有効化にする
PowerToysで「Image Resizer」機能を有効にすることで、ファイルの右クリックメニューから画像の大きさを変更できるようになります。
1 PowerToysを起動して、メニューの中から[Image Resizer]を選択します。

[Image Resizer]を選択します。
2「Image Resizerを有効化する」の項目にあるトグルスイッチをオンにします。

[Image Resizerを有効化する]をオンにします。
STEP2 画像サイズを変更する
Image Resizerでは、プリセットからサイズを選択する以外にも、カスタムで任意の画像サイズに出力することもできます。サイズ変更された画像は、一部の形式を除き、オリジナルと同じファイル形式(拡張子)で出力されます。
(A)プリセットからサイズを変更する
Image Resizerを使って、画像ファイルを大きさを拡大縮小します。出力時に、ファイルコピーの作成有無を選択したり、メタ情報(撮影機器の情報や位置情報など)の削除を実行するができます。
1 Image Resizerで、サイズ変更したい画像ファイルを右クリックします。

画像を右クリックします。
2 表示されたメニューの中から[画像のサイズ変更]を選択します。

[画像のサイズ変更]を選択します。
3「サイズを変更してください」のプルダウンメニューをクリックします。

プルダウンメニューをクリックします。
4 表示されたメニューの中から、希望のサイズを選択します。

希望のサイズを選択します。
5 画面右下にある[サイズ変更]ボタンをクリックします。

[サイズ変更]ボタンをクリックします。
6 選択した画像の大きさが変更されました。

画像の大きさが変更されました。
項目 | チェックONにしたときの効果 |
---|---|
画像を縮小するが、拡大しない | 選択したプリセットが、変換前のオリジナル画像より大きい場合は、サイズ変更しません。(そのままのサイズでファイル出力されます) |
画像の向きを無視する | 画像の縦横の向きに関係なく、設定したサイズの最小値が、画像の縦横の小さい方に適用されます。 |
元の画像のサイズを変更する(コピーを作成しない) | ファイル出力時に、オリジナルのファイルを上書きします。 |
レンダリングに影響しないメタデータの削除 | 画像ファイルに記録されたメタ情報(撮影したカメラの情報や位置情報など)を削除します。 |
(B)カスタムサイズで変更する
画像の縦横の大きさを数値で入力して変更します。大きさを変更するときに、縦横の比率を固定するか、引き伸ばすか指定できます。
1 Image Resizerで、サイズ変更したい画像ファイルを右クリックします。

画像を右クリックします。
2 表示されたメニューの中から[画像のサイズ変更]を選択します。

[画像のサイズ変更]を選択します。
3「サイズを変更してください」のプルダウンメニューをクリックします。

プルダウンメニューをクリックします。
4 表示されたメニューの中から、[カスタム]を選択します。

[カスタム]を選択します。
5 変更したい画像サイズを入力します。

画像サイズを入力します。
6 画面右下にある[サイズ変更]ボタンをクリックします。

[サイズ変更]ボタンをクリックします。
- Fill:比率を保持したまま画像を拡大縮小します。サイズからはみ出す部分はトリミングされます。
- Fit:比率を保持したままサイズに合わせて、画像を拡大縮小します。画像はトリミングされません。
- Stretch:指定されたサイズで画像を引き伸ばします。画像はトリミングされません。(縦横の比率は保持されません)
6 選択した画像の大きさが変更されました。

画像の大きさが変更されました。
項目 | チェックONにしたときの効果 |
---|---|
画像を縮小するが、拡大しない | 選択したプリセットが、変換前のオリジナル画像より大きい場合は、サイズ変更しません。(そのままのサイズでファイル出力されます) |
画像の向きを無視する | 画像の縦横の向きに関係なく、設定したサイズの最小値が、画像の縦横の小さい方に適用されます。 |
元の画像のサイズを変更する(コピーを作成しない) | ファイル出力時に、オリジナルのファイルを上書きします。 |
レンダリングに影響しないメタデータの削除 | 画像ファイルに記録されたメタ情報(撮影したカメラの情報や位置情報など)を削除します。 |
STEP3 プリセットを追加する
Image Resizerにプリセットされている「大」、「中」、「小」、「電話」に加えて、オリジナルのサイズを登録することができます。決まったサイズに変換する機会が多い場合は、オリジナルのプリセットを登録することで、作業を効率化させることができます。
(A)イメージサイズを追加登録する
PowerToysの設定画面で、Image Resizerのイメージサイズを追加登録します。
1 PowerToysを起動して、メニューの中から[Image Resizer]を選択します。

[Image Resizer]を選択します。
2「イメージ サイズ」の項目にある[サイズの追加]ボタンをクリックします。

[サイズの追加]ボタンをクリックします。
3 追加されたプリセットの右端にある[(編集)]ボタンをクリックします。

[編集]ボタンをクリックします。
4 プリセットの名前、画像サイズなどの情報を入力して登録します。

サイズなどの情報を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
フォールバック エンコーダー | オリジナルのファイル形式のまま出力できない場合(.wmfなど)は、フォールバックエンコーダーで選択した形式で出力されます。(JPEG やPNGなどの画像は、オリジナルと同じ形式で出力されます) |
JPEG品質レベル(%) | JPEG画像の品質(圧縮レベル)を指定します。数値(%)を下げると画像のファイルサイズは小さくなりますが、品質が下がります(ブロックノイズが発生します)。 |
PNGインターレス | オンにすると、インターレス(ファイル読み込み時に、画像の全体像を表示してから描写する方式)で出力します。[既定]選択時は、オリジナル画像と同じ方式で出力します。 |
TIFF圧縮 | TIFFの圧縮形式を選択します。選択可能な圧縮形式は、なし(非圧縮)、CCITT G3/G4、LZW、RLE、Zipです。[既定]選択時は、オリジナル画像と同じ圧縮形式で出力します。 |
ファイル名の形式 |
出力されるファイル名をパラメーターで指定できます。また、¥マークで区切ることで、サブフォルダーに出力することもできます。 %1:元のファイル名 %2:プリセット名 %3:選択したプリセットの幅 %4:選択したプリセットの高さ %5:実際に出力された画像の幅 %6:実際に出力された画像の高さ |
ファイルの変更されたタイムスタンプ | 出力されたファイルのタイムスタンプのルールを決めます。 元のファイルのタイムスタンプ:オリジナルと同じタイムスタンプでファイル作成されます。 サイズ変更アクションのタイムスタンプ:ファイル出力された日時でタイムスタンプが記録されます。 |