EdgeのCookieを管理する:保存場所、有効/無効の設定方法
Microsoft Edgeで、Cookieを許可または無効にする設定と、Cookieの保存場所を表示する方法を教えてください。
概要
本記事では、Microsoft EdgeでのCookieの保存場所や、有効・無効の設定方法、そしてファーストパーティとサードパーティのCookieの違いについて解説します。
対象OS
Windows10、Windows11
EdgeにおけるCookieの設定と管理
サイトの表示や機能を最適化するため、Cookieの設定は重要です。特定のサイトでは、設定が無効になっていると、ページが正常に動作しないことがあります。このCookieには、サイト運営者が発行するファーストパーティCookieと、閲覧中のサイトとは異なる第三者ドメインから発行されるサードパーティCookieがあります。
ファーストパーティとサードパーティCookieの違い
ファーストパーティのCookieは、閲覧履歴やユーザーの行動情報だけでなく、サイト内のログイン情報、ページのカスタマイズ、ショッピングカートの内容、ゲームのスコアなど、サイトの表示を最適化し、利便性を向上させる目的で使用されるケースが多くあります。
一方、サードパーティCookieは主にサイトに設置された広告によって発行され、ユーザーの閲覧履歴を基に、その嗜好に合った広告を表示するための情報として利用されます。プライバシーの観点から、サードパーティのデータのみをブロックする設定も可能です。この記事では、EdgeでのCookieの保存場所、許可・無効化の方法、およびサードパーティCookieのみをブロックする方法について詳しく解説します。
Edgeのシークレットモードを使って、一時的にクッキーを保存しないようにするには?
公開日: 2022/07/03 ・ 最終更新日: 2023/09/17 ・ 著者:まきばひつじ ・ この記事をシェアする
Cookieを有効または無効にする方法
このステップでは、Microsoft EdgeでのCookieの管理方法を解説します。特に、すべてのサイトでのCookieの許可方法や、ファーストパーティとサードパーティのCookieの違いを考慮した設定方法について説明します。
Edgeでポップアップブロック機能を有効または無効にするには?
1Edgeのメニューを開く:
Microsoft Edgeを起動して、画面右上にある(設定など)ボタンをクリックします。
2設定ページを開く:
クリックして表示されたメニューの中から、[設定]をクリックします。
3コンテンツ管理のページを開く:
設定ページが開いたら、メニューの中から[Cookieとサイトのアクセス許可]をクリックします。
[Cookieとサイトの…]をクリックします。
4Cookieとサイトデータを開く:
ページが切り替わったら、[Cookieとサイトデータの管理と削除]をクリックします。
[Cookieとサイト…]をクリックします。
5Cookieの有効・無効を切り替え:
[Cookieデータの保存と読み取りをサイトに許可する(推奨)]をオンまたはオフにします。
[Cookieデータ…]のスイッチを切り替えます。
ファーストパーティとサードパーティCookieの有効と無効を切り替える方法
Edgeでは、設定の組み合わせによって「すべてのCookieを有効にする」、「ファーストパーティのみを有効にする(サードパーティをブロック)」、または「すべてを無効(ブロック)する」のいずれかの状態に設定することができます。具体的な設定の組み合わせ方法は以下の通りです。
すべてのCookieの保存と読み取りを有効にする:
- - Cookieデータの保存と読み取りをサイトに許可する(推奨):オン
- - サードパーティのCookieをブロックする:オン
ファーストパーティCookieのみ有効にする(サードパーティCookieはブロック):
- - Cookieデータの保存と読み取りをサイトに許可する(推奨):オン
- - サードパーティのCookieをブロックする:オフ
すべてのCookieを無効(ブロック)する:
- - Cookieデータの保存と読み取りをサイトに許可する(推奨):オフ
- - サードパーティのCookieをブロックする:ー(オフ)
サイト単位でCookieを有効または無効にする
このステップでは、Microsoft Edgeで特定のサイトのみにCookieの保存を許可(またはブロック)する方法を詳しく解説します。一部のサイトでのみ有効にしたい場合や、特定のサイトで無効にしたい場合の設定方法について、以下の手順で簡単に設定することができます。
2追加ボタンをクリック:
「ブロック」または「許可」の項目内にある[追加]ボタンをクリックします。
[追加]をクリックします。
3URLを入力:
テキストボックスにCookieを許可したいページのURL(アドレス)を入力します。
URLを入力します。
4URLを登録:
Cookieを許可またはブロックしたいURLを入力したら、[追加]ボタンをクリックします。
[追加]をクリックします。
ヒント:[このサイトにサードパーティのCookieを含める]にチェックを入れると、対象のページを開いた時に、サードパーティから発行されるCookieも許可します。
Cookieの保存場所の確認方法
このステップでは、Microsoft EdgeでのCookieの保存場所や、保存されたCookieを開いて確認する方法ついて解説します。保存されたファイルを開くことで、作成日時や有効期限、ファイルサイズなどを確認することができます。
EdgeでのCookieの保存場所はどこですか?
Edgeでページを閲覧する際に生成されるCookieは、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default\ または C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\(作成したプロファイル名)\に保存されます。ただし、この保存場所でのデータを直接開くことはできません。
保存されているデータの内容を具体的に確認したい場合、以下の手順に従ってEdgeの管理ページを開く必要があります。
2保存されたCookieを表示:
[すべてのCookieとサイトデータを表示する]の項目をクリックします。
[すべてのCookieと…]をクリックします。
3Cookieが表示:
Edgeで保存されたCookieが表示されました。(並べ替えやフィルター表示もできます)
Cookieが表示されました。
表示されるサイトのURLをクリックすることで、保存されているCookieの内容を確認したり、データを削除することができます。Cookieの一覧ページにて、[すべて削除]ボタンをクリックすれば、保存されているすべてのデータを一括で削除することができます。さらに、フィルター機能を利用して、サードパーティCookieのみを表示・削除することも可能です。