OneDrive で パスワード をつける方法
OneDrive では、他ユーザーと ファイル を 共有 するときに パスワード を設定することができます。
他ユーザーとファイルを共有する
OneDriveは、Microsoft社のオンラインストレージサービスです。ファイルの保存先としての利用できるほか、リンク先を公開することで、他のユーザーと共有することができます。
OneDriveでファイルを共有する方法は、大きく分けて2つあります。1つは、リンク先を知る「すべてのユーザー」と共有する方法です。不特定 または Microsoftアカウントを持たないユーザーと共有したいときに利用します。
もう一つは「特定のユーザー」と共有する方法です。これは、Microsoftアカウントを持つ指定したユーザーにのみアクセス許可を与えます。この方法では、たとえリンク先を知っていても、他ユーザー以外がファイルにアクセスすることはできません。
共有するファイルをパスワードで保護する
共有されたファイルには、冗長でユニークなURLが自動的に割り当てられます。そのため、第3者から安易にアクセスされることはありません。ですが、リンク先さえ知っていれば誰でもアクセスが可能*1です。セキュリティを強固にしたいときは、ファイルにパスワードをかけたり、アクセスの有効期限を設定*2して、ファイルを保護することができます。
また、ファイルはOneDrive上に保存・管理されているので、Zipにパスワードをかけて共有するよりも安全です。
OneDrive共有のセキュリティ保護機能
パスワード機能は、OneDrive プレミアム(Microsoft 365 Personal / Family または 法人向けの対象プラン)で利用できます。
「選択したユーザー」で共有した場合、対象ユーザー以外はアクセスできません。但し、Microsoftアカウントで指定する必要があります。
表示のみ または 編集可能 のどちらかのアクセス権を設定できます。アクセス権は、リンクまたはユーザーに対して設定します。
- *1リンク先を知る「すべてのユーザー」と共有した場合。
- *2パスワード および 有効期限を設定するには、Microsoft 365 Personal/Microsoft 365 Family または 法人向けの対象プランに加入している必要があります。詳しくは クラウドストレージの価格とプランの比較 を参照してください。
操作方法
「すべてのユーザー」を対象に共有するとき、ファイルにパスワードをかけることができます。このとき、作成されたリンクを通知することで、パスワード保護されたファイルを共有することができます。
OneDriveのファイル共有は、エクスプローラー または オンラインで実行できます。尚、エクスプローラーで共有するには、デスクトップアプリ版のOneDriveがインストールされている必要があります。
OneDriveでパスワードを付けて共有する(エクスプローラー)
このステップでは、[リンクを送信]を使ったファイル共有を、エクスプローラー上で行う方法を紹介します。リンクの送信相手には、共有を知らせるメールが届きます。メールを受け取ったユーザーは、メール本文にあるリンクボタンをクリックすることで、ファイルを開くことができます。
1 OneDriveで共有したいファイル または フォルダを右クリック > 共有*を選択します。
ファイルを右クリックします。
*OneDriveのアイコンの付いた[共有]を選んでください。Windows11の場合は、[共有]アイコン または[OneDrive]>[共有]とクリックしてください。
2 リンクの送信の項目にある[リンクを知っていれば …]をクリックします。
[リンクを知っていれば …]をクリックします。
ヒント:右クリックメニューの 共有 は、OneDriveに保存されたファイルを右クリックしたときにのみ表示されます。
3 リンクを共有するの項目にある[すべてのユーザー]をクリックします。
[すべてのユーザー]をクリックします。
4[編集可能](または[表示可能])の項目をクリックします。
[編集可能]をクリックします。
共有の方法は、[編集可能]または[表示可能]のいずれかの方法を選択できます。職場または学校でOneDriveを利用している場合は、環境により選択できる共有オプションが異なります。
- - 編集可能:リンク先を知るすべてのユーザーは、ファイルを編集することができます。
- - 表示可能:リンク先を知るすべてのユーザーは、ファイルの表示のみ可能です(編集はできません)。
5 表示されたメニューの中から、ファイルのアクセス権限を選択します。
ファイルのアクセス権限を選択します。
6 パスワードの設定の項目に、任意のパスワード*を入力します。
パスワードを入力します。
*[有効期限の日付を設定]では、共有の期限を設定できます。
7 パスワードを入力したら、[適用]ボタンをクリックします。
[適用]ボタンをクリックします。
8 宛先の欄に、共有を通知したい相手のメールアドレス*を入力します。
メールアドレスを入力します。
*連絡先(People)に登録されている宛先は、名前を入力すると候補として表示されます。
9 表示された候補の中から 送信先(メールアドレス)を選択*します。
送信先を選択します。
*複数の宛先を指定したい場合は、続けて宛先を入力してください。
10 メッセージの欄に、相手先へのメッセージ*を入力します。
メッセージを入力します。
*空欄のままでも構いません。メッセージ欄にパスワードを入力することは、セキュリティ上、お勧めしません。
ヒント:入力した宛先にファイル共有を知らせるメールが送信されます。メッセージには、設定したパスワードは記載されていません。別途、メールやメッセージアプリなどで、相手に通知してください。
11 メッセージを入力したら、[送信]ボタンをクリックします。
[送信]ボタンをクリックします。
メール以外の方法で、共有を通知したい場合は、リンクのコピーの項目にある[コピー]ボタンをクリックしてください。ファイルのリンク先(URL)がクリップボードにコピーされるので、別途メッセージアプリ等に貼り付けて、相手に通知することができます。
ヒント:[リンクの送信]で共有したファイルに、あとからパスワードを設定することはできません。パスワードを追加したいときは共有を一旦解除してください。尚、リンクのコピーで共有した場合は、パスワードを追加可能です。
OneDriveでパスワードを付けて共有する(オンライン)
このステップでは、OneDrive オンラインで、ファイルにパスワードをつけて共有する方法を紹介します。Microsoft Edge や Chrome など任意のブラウザーを使って操作します。
2 ページ上部にあるメニューの中から、[共有]をクリックします。
[共有]をクリックします。
3 リンクの送信の項目にある[リンクを知っていれば …]をクリックします。
[リンクを知っていれば …]をクリックします。
4 リンクを共有するの項目にある[すべてのユーザー]をクリックします。
[すべてのユーザー]をクリックします。
5 [編集可能](または[表示可能])の項目をクリックします。
[編集可能]をクリックします。
6 表示されたメニューの中から、ファイルのアクセス権限を選択します。
ファイルのアクセス権限を選択します。
共有の方法は、[編集可能]または[表示可能]のいずれかの方法を選択できます。職場または学校でOneDriveを利用している場合は、環境により選択できる共有オプションが異なります。
- - 編集可能:リンク先を知るすべてのユーザーは、ファイルを編集することができます。
- - 表示可能:リンク先を知るすべてのユーザーは、ファイルの表示のみ可能です(編集はできません)。
7 パスワードの設定の項目に、任意のパスワード*を入力します。
パスワードを入力します。
*[有効期限の日付を設定]では、共有の期限を設定できます。
8 パスワードを入力したら、[適用]ボタンをクリックします。
[適用]ボタンをクリックします。
9 宛先の欄に、共有を通知したい相手のメールアドレス*を入力します。
メールアドレスを入力します。
*連絡先(People)に登録されている宛先は、名前を入力すると候補として表示されます。
10 表示された候補の中から 送信先(メールアドレス)を選択*します。
送信先を選択します。
*複数の宛先を指定したい場合は、続けて宛先を入力してください。
11 メッセージの欄に、相手先へのメッセージ*を入力します。
メッセージを入力します。
*空欄のままでも構いません。メッセージ欄にパスワードを入力することは、セキュリティ上、お勧めしません。
12 メッセージを入力したら、[送信]ボタンをクリックします。
[送信]ボタンをクリックします。
ヒント:入力した宛先にファイル共有を知らせるメールが送信されます。メッセージには、設定したパスワードは記載されていません。別途、メールやメッセージアプリなどで、相手に通知してください。
メール以外の方法で、共有を通知したい場合は、リンクのコピーの項目にある[コピー]ボタンをクリックしてください。ファイルのリンク先(URL)がクリップボードにコピーされるので、別途メッセージアプリ等に貼り付けて、相手に通知することができます。
公開日: 2022/05/26 ・ 最終更新日: 2023/03/29 ・ 著者:まきばひつじ ・ この記事をシェアする