
【Windows】デスクトップに付箋を常に表示させる
Windowsで、デスクトップに付箋(メモ)を常に表示するには、アプリをスタートアップに登録します。また、PowerToysを使うと、常に手前に表示させることもできます。

対象OS Windows 10、Windows 11
付箋(Sticky Notes)とは
「付箋」は、Windows10、Windows11に標準でインストールされているメモアプリです。(バージョンによって「Sticky Notes」と表記されている場合もあります)。最新バージョンでは、文字の装飾や画像を挿入することが可能です。また、同じMicrosoftアカウントを利用するデバイス間でメモした内容を同期したり、Outlook.comで登録したメモを参照することができます。

ヒント:
スタートアップフォルダーとは:Windowsの特殊フォルダの一つで、Windows起動時にフォルダー内のショートカットやファイルが自動で読み込みされます。そのため、アプリのショートカットをスタートアップフォルダーへコピーすることで、Windows起動時に対象のアプリを自動的に起動させることができます。スタートアップフォルダーの場所は、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup にあります。
デスクトップに付箋を常に表示するには?
付箋を開いたままWindowsをシャットダウン または 再起動した場合、次回、PCを起動した時も付箋が自動で起動しますが、アプリを閉じたままWindowsを終了した場合、自動起動しません。アプリのショートカットをスタートアップフォルダへ登録することで、アプリを自動起動することができます。
また、Microsoft社が提供するアプリ「PowerToys」の機能を利用することで、付箋をデスクトップに常に表示(常に前面に表示)することができます。
付箋アプリの動作(通常時)
Windows終了時の状態 | Windows次回起動時の動作 |
---|---|
付箋(メモ)を開いたままWindowsを終了した場合 | 開いていたメモが自動で表示されます。 |
メモの一覧(リストビュー)のみ開いたままWindowsを終了した場合 | メモの一覧が自動で表示されます。 |
付箋とメモの一覧を開いたままWindowsを終了した場合 | メモの一覧が自動で表示されます。 |
すべて閉じたままWindowsを終了した場合 | 何も表示されません。 |
1. 付箋を常に表示(常駐)させる
付箋(Sticky Notes)をデスクトップに常に表示させたいときは、スタートアップに登録することで、常にデスクトップに表示することができます。
-
(スタート)ボタンを右クリックします。
-
表示されたメニューの中から、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
-
名前欄に shell:startup とコマンドを入力して[OK]ボタンをクリックします。
コマンドを入力して[OK]をクリックします。 -
開いたフォルダに、
(スタート)>[すべてのアプリ]にある付箋をドラッグします。
スタートアップにドラッグします。
-
(スタート)ボタンを右クリックします。
-
表示されたメニューの中から、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
-
名前欄に shell:startup とコマンドを入力して[OK]ボタンをクリックします。
コマンドを入力して[OK]をクリックします。 -
開いたスタートアップフォルダーに、スタートメニューにある付箋アイコンをドラッグします。
アイコンをドラッグします。
ヒント:
ショートカットをコピーするためには、[すべてのアプリ]からアイコンをドラッグする必要があります。スタートメニューやタスクバーにピン留めされたアイコンでは、ショートカットを作成することはできません。
ヒント:
メモをすべて閉じた状態でWindowsを再起動させると、メモの一覧(リストビュー)が表示されます。必要に応じて、メモの一覧の中から表示させたい付箋をクリックしてください。
付箋の常駐を解除したいときは?
アプリの常駐を解除したいときは、スタートアップフォルダーにコピーしたショートカットを削除してください。
常駐を解除する方法
(スタート)ボタンを右クリック >[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- shell:startup と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
- スタートアップフォルダーが開いたら、付箋アプリのショートカットを削除します。
2. デスクトップにメモを固定させる
デスクトップに付箋のメモを固定で表示(常に手前に表示)させたいときは、PowerToysの常に手前に表示機能を利用します。操作を始める前に、下記の手順を参考にPowerTosysを事前にインストールしてください。

Microsoft社製ユーティリティアプリ
Microsoft PowerToys
- 【アプリ概要】
- - PowerToysは、マイクロソフト社が開発するユーティリティソフトです。インストールすることで、OS標準では実行することができない便利な機能を利用できるようになります。
- - 指定したウインドウを常に手前に表示する(常に手前に表示)
- - マウスカーソルの合わせた箇所のカラーコードを調べる(Color Picker)
- - ウインドウの整列をカスタマイズする(FancyZones)
- - 複数のファイル名を一括で変更する(PowerRename)、など。
- 開発元:マイクロソフト
- 価格:無料
-
デスクトップに固定で表示させたい付箋(メモ)をクリックします。
固定させたいメモをクリックします。 -
キーボードの
+Ctrl+Tキーを押すと選択したメモが手前に表示されます。
[Win]+[Ctrl]+[T]キーを同時に押します。
ヒント:
複数のメモを固定したいときは、メモを1件ずつに対して、同じ操作で手前に表示させてください。固定を解除したいときは、固定されたメモをクリックして、もう一度[Win]+[Ctrl]+[T]キーを同時に押すか、Windowsを再起動してください。
ヒント:
PowerToysを使わずに付箋を固定するには?付箋アプリの機能だけでは、デスクトップにメモを固定表示(常に手前に表示)させることはできません。但し、下記の操作を行うことによって他のウインドウに隠れた付箋をまとめて前面に表示させることができます。(他のウインドウをクリックするとメモは再び隠れます)後ろに隠れたメモを前面に表示させる:1. タスクバーにある付箋のアイコンを右クリックします。2. 表示されたメニューの中から[すべてのメモを表示する]をクリックします。
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