
OneDrive が 同期されない ときの解決方法はこちら

はじめに
OneDrive(ワンドライブ)で同期されないときの解決方法の紹介です。ファイルが同期しない、エラーメッセージが表示されるなどの症状が発生する場合は、本記事の手順に沿って、問題を修復してください。(OneDriveをリセットしても、保存されているファイルに影響はありません)
OneDriveとの同期の状態を確認する

ワンポイント
OneDriveのデスクトップ版アプリがインストールされている場合、同期の状態をエクスプローラー上で、確認することができます。(OneDrive全体の動作状況は、タスクバーにあるOneDriveのアイコンから確認できます)






公開日:
2018/08/25 /
最終更新日:
2022/11/04 /
著者:まきばひつじ /
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STEP1 OneDriveが同期されないときは
OneDrive(ワンドライブ)でファイルが同期しないときの対処方法です。OneDriveの同期に問題がある時は、手順に沿って問題を修復してください。
ヒント 新規に同期対象となるファイル数が100,000個を超える場合、同期が完了するまでに時間がかかる場合があります。同期するファイルの数が極端に多い場合は、同期対象のファイル数を減らすか、完了するまでそのままお待ちください。
(操作を始める前に)OneDrirveが同期しないときのチェック項目

ワンポイント
OneDriveで同期しないなどの問題が発生した場合は、はじめに、PCの時刻(システム時刻)が正しいこと、OneDriveの空き容量 および OneDriveの以下の制限に該当しないことを確認してください。
確認その1 OneDriveの制限事項に当てはまらないことを確認する
以下のいずれかの条件に当てはまる場合は、OneDriveでファイルを同期することができません。
確認その2 システム時刻が正しいことを確認する
Windowsのシステム上の日付や時刻が、実際の時刻とずれが生じている場合、OneDriveでファイルの同期に失敗することがあります。時刻が正しくない場合は、以下の手順で時刻を修正してください。
【システム時刻を修正する方法(Windows10・11共通)】
- [スタート]>[設定]>[時刻と言語]とクリックします。
- [日付と時刻]をクリックします。
- [今すぐ同期する]ボタンをクリックします。

確認その3 OneDriveの空き容量が十分であることを確認する
OneDriveは、ご利用のプランにより、使用可能なデータ容量が異なります。下記の手順でOneDriveの空き容量を確認してください。
【OneDriveの空き容量を確認する方法】
- タスクバーにある[OneDrive]のアイコンをクリックします。
- [
(ヘルプと設定)] ボタンをクリックします。
- 表示されたメニューの中から、[アカウント]をクリックします。
- OneDriveの容量(使用中の容量/全体の容量)を確認します。


プラン名(個人向け) | OneDrive容量 | 料金 |
OneDrive Basic 5GB | 5GB | 無料 |
OneDrive Standalone 100GB | 100GB | ¥2,244/年(年間サブスクリプション) |
Microsoft 365 Personal | 1TB | ¥12,984/年(年間サブスクリプション) |
Microsoft 365 Family | 合計6TB (1人あたり1TB) | ¥18,400/年(年間サブスクリプション) |

(A)OfficeのOneDrive共有を停止する
Officeのファイル共有機能WordやExcelなどのMicrosoft Officeアプリで作成するファイルを、複数のメンバーで1つのファイルで同時に共同作業したり、ファイル共有することができる機能です。の問題で、OneDriveの同期が正常に完了しないことがあります。下記の手順で、Officeのファイル共有機能を停止して、動作を確認してください。
1 タスクバーにあるOneDriveをクリックし、[
(ヘルプと設定)] ボタンをクリックします。

[ヘルプと設定]ボタンをクリックします。
2 表示されたメニューの中から、[設定]をクリックします。

[設定]をクリックします。
3 設定の画面が開いたら、[Office]タブをクリックします。

[Office]タブをクリックします。
4[Officeアプリケーションを使用して、開いているOffice...]のチェックを外します。

チェックを外します。
5 確認のメッセージが表示されたら、[オフにする]ボタンをクリックします。

[オフにする]ボタンをクリックします。
6[OK]ボタンをクリックして、OneDriveの設定画面を閉じます。

[OK]ボタンをクリックします。
OneDriveのサービス(サーバー)の稼働状況を確認する

ワンポイント
OneDriveのサーバー側の問題により、同期されない場合もあります。OneDriveのサービス稼働状況は、サービス正常性ポータル(マイクロソフト)で確認することができます。(サービス正常性ポータルでは、マイクロソフト社が提供する各サービスの稼働状況を、確認することができます)
【サービス正常性ポータルURL】https://portal.office.com/servicestatus

(B)OneDriveをリセットする
OneDriveのリセットコマンドを実行して、OneDriveのすべての設定を初期化します(リセットによりデータが消えることはありません)。有効なリセットコマンドは、OneDriveのバージョンにより異なります。
1 [スタート]ボタンを右クリックします。
2[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
3 名前欄に下記のコマンドを入力します。[OK]ボタンをクリックします。
"%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe" /reset

コマンドを入力します。
4 コマンドを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。*

[OK]ボタンをクリックします。
*エラーメッセージが表示された場合は、下記のワンポイントを参照してください。
「場所が利用できません」とエラーが表示される場合は

ワンポイント
OneDriveのバージョンにより、有効なリセットコマンドは異なります。「場所が利用できません」とエラーが表示された場合は、下記のコマンドで実行し直してください。

(手順A)下記のコマンドを入力して、[OK]ボタンをクリックします。再度エラーメッセージが表示された場合は、手順B に進みます。
"C:\Program Files\Microsoft OneDrive\OneDrive.exe" /reset
(手順B)下記のコマンドを入力して、[OK]ボタンをクリックします。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft OneDrive\onedrive.exe" /reset
5 リセットが完了しました* と表示されたら成功です。

リセットが完了しました。
*リセットが実行されると、完全な同期が実行されます。リセット完了までには時間がかかる場合があります。
OneDriveのページからファイルをアップロードする

ワンポイント
(OneDriveの同期ができない状況で)早急にファイルをOneDriveにアップロードする必要がある場合は、OneDriveをオンラインで開いて、ファイルを手動でアップロードすることもできます。
【OneDriveをオンラインで開いて、ファイルを手動でアップロードする方法】
- OneDrive
のページを開きサインインします。
- [自分のファイル]をクリックします。
- ファイルをアップロードしたいフォルダーを開きます。
- ページ上部にある[アップロード]*1をクリックします。
- [ファイル]*2をクリックします。
- OneDriveにアップロードしたいファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。(ファイルがアップロードされます)

*1 ファイルをドラッグしてアップロードすることもできます。
*2 フォルダーごとOneDriveへアップロードしたい場合は、[フォルダー]をクリックしてください。
(C)OneDriveを再インストールする
OneDriveをリセットしても正常に同期しない場合は、OneDriveを再インストールして修復することができます。OneDriveの再インストールは、Microsoftの OneDriveのページ
からデスクトップ版OneDriveをダウンロードしてインストールします。

1[スタート]ボタンをクリックします。
2[(設定)]ボタンをクリックします。
3 [アプリ]をクリックします。

[アプリ]をクリックします。
4 メニューの中から[アプリと機能]を選択します。

[アプリと機能]を選択します。
5 アプリと機能に表示されたアプリ一覧の中から、[Microsoft OneDrive]を選択します。

[Microsoft OneDrive]を選択します。
6 表示された項目の中から、[アンインストール]ボタンをクリックします。

[アンインストール]ボタンをクリックします。
7 確認メッセージが表示されたら、[アンインストール]ボタンをクリックします。

[アンインストール]ボタンをクリックします。
8 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。*

[はい]ボタンをクリックします。
*OneDriveがアンインストールされます。アンインストール完了のメッセージは表示されません。
9 OneDriveのダウンロード ページを開き、[ダウンロード]ボタンをクリックします。

[ダウンロード]ボタンをクリックします。

10 ダウンロードが完了したら、[開く]ボタンをクリックします。

[開く]ボタンをクリックします。
11 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

[はい]ボタンをクリックします。
12 インストールが完了したら、OneDriveを開いてサインインします。

サインインします。
1[スタート]ボタンをクリックします。
2[ 設定]ボタンをクリックします。
3 メニューの中から、[アプリ]をクリックします。

[アプリ]をクリックします。
4[アプリと機能]をクリックします。

[アプリと機能]を選択します。
5 アプリ一覧の中から、Microsoft OneDriveの右端にある[(3点リーダー)]をクリックします。

[(3点リーダー)]をクリックします。
6 表示されたメニューの中から、[アンインストール]をクリックします。

[アンインストール]をクリックします。
7 確認メッセージが表示されたら、[アンインストール]ボタンをクリックします。

[アンインストール]ボタンをクリックします。
8 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。*

[はい]ボタンをクリックします。
*OneDriveがアンインストールされます。アンインストール完了のメッセージは表示されません。
9 OneDriveのダウンロード ページを開き、[ダウンロード]ボタンをクリックします。

[ダウンロード]ボタンをクリックします。

10 ダウンロードが完了したら、[開く]ボタンをクリックします。

[開く]ボタンをクリックします。
11 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

[はい]ボタンをクリックします。
12 インストールが完了したら、OneDriveを開いてサインインします。

サインインします。
OneDriveの再インストールが完了したら、、OneDriveにサインインして、正常にファイルが同期することを確認してください。
Wingetコマンドを使って、OneDriveを再インストールする

ワンポイント
OneDriveは、Wingetコマンドを使って再インストールすることもできます。(Wingetコマンドを初めて利用する場合、ソース契約条件への同意が必要です)
【Wingetコマンドを使って、OneDriveを再インストールする方法】
- [スタート]ボタンを右クリック >[Windows PowerShell]*をクリックします。
- winget install 'Microsoft.OneDrive' と入力して、[Enter]キーを押します。
- すべてのソース契約条件に同意しますか?*2と表示された場合は、[Y]キーを押したあと、[Enter]キーを押します。

