スタートボタンが反応しない場合の4つの対処方法を確認していきます。
STEP2 Windows PowerShellを使ってStartMenuExperienceHostの修復を行う。
スタートボタンが反応しない場合の4つの対処方法を確認していきます。
STEP2 Windows PowerShellを使ってStartMenuExperienceHostの修復を行う。
スタートボタンをクリックしても反応しない、またはスタートメニューが表示されてもすぐに消えてしまう不具合が発生した場合は、Windows PowerShellを使ってStartMenu Experience Hostの修復を行います。StartMenu Experience Hostはエクスプローラーの動作中は修復することができません。修復前にタスクマネージャーを使ってエクスプローラーを終了させてください。
StartMenu Experience Hostとは?
スタートメニューの動作を制御するアプリです。StartMenu Experience Hostによってエクスプローラー(シェル)との連携やスタートメニューから選択したアプリの読み込みがされます。
StartMenu Experience Hostを修復する前にタブレットモードの状態を確認してください。タブレットモードが有効になっている場合はスタートボタンをクリックしても反応しません。タブレットモードをオフに切り替えてスタートボタンが反応するか確認してください。
デスクトップ画面右下にある アイコンをクリックします。
クイックアクション内にあるタブレットモードをクリックしてオフにします。
[タブレットモード]をクリックします。
タブレットモードがはじめからオフの場合は、【STEP2】StartMenuExperienceHostの修復を行うに進んでください。
タブレットモードのパネルが濃い青色のときはタブレットモードがオン。薄いグレーのときはタブレットモードがオフの状態です。
StartMenu Experience Hostの修復を行います。修復はユーザーフォルダー内にあるStartMenu Experience Hostをパッケージごとリネーム(名前の変更)させ、デフォルトのフォルダーから自動コピーさせることによって修復させます。
デスクトップ画面左下にある ボタンを右クリック
します。
表示されたメニューの中からタスクマネージャーをクリックします。
[タスクマネージャー]をクリックします。
右クリックも反応がない場合は、キーボードのCtrl+Shift+Escキーを同時に押して[タスクマネージャー]を起動してください。
タスクマネージャーの起動:
Ctrl + Shift + Escキー
タスクマネージャーの画面が表示されたら、画面左下にある詳細をクリックします。
[詳細]をクリックします。
下図のように詳細(画面)に切り替わったら、プロセスタブ内のプロセス一覧の中からエクスプローラーと書かれた項目を右クリック します。
「エクスプローラー」を右クリックします。
カタカナでエクスプローラーと表記されています。
表示された右メニューの中からタスクの終了をクリックします。
[タスクの終了]をクリックします。
エクスプローラーを終了すると、画面下のタスクバーが閉じられスタートボタンの表示も消えます。これはWindowsのシェルであるエクスプローラーを終了したためです。StartMenu Experience Hostの修復に必要な操作となるので、そのまま手順を進めてください。このあとの操作で表示は元に戻ります。
シェルとは?
Windowsへアクセスするためのプログラムのことを指します。Windows内で管理されているファイルやプログラムなどはWindows標準シェルであるエクスプローラーを介して読み込みがされます。
続けてタスクマネージャー画面の左上にあるメニューの中からファイルをクリックします。
[ファイル]をクリックします。
表示されたメニューの中から新しいタスクの実行をクリックします。
[新しいタスクの実行]をクリックします。
新しいタスクの作成画面が表示されたら入力枠内に powershell と入力します。
powershell
コマンドを入力します。
コマンドを入力したら画面下にある[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
このタスクに管理者特権を付与して作成しますのチェックは不要です。このあとの操作はユーザー権限のみで実行できます。
Windows PowerShell画面が表示されたら下記のコマンドを入力し Enter キーを押します。
cmd /c ren %USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy.old
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
一部環境では ¥マークの箇所が \ (バックスラッシュ)で表示されますが¥マークに読み替えてください。(¥マークキーを入力してください)
コマンド実行時に「重複するファイル名が存在するか、またはファイルが見つかりませんでした」とメッセージが表示される場合はコマンドの末尾(.oldの後ろ)に適当な英数字を追加してから実行してください。
例:〜cw5n1h2txyewy.old123
続けて explorer とコマンドを入力し Enter キーを押します。
explorer
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
「操作可能なプログラムの名前として認識されません」とメッセージが表示される場合は入力したコマンドに誤りがあります。入力内容を確認してください。
コマンドをコピーボタンをクリックするとコマンドが自動でコピーされます。コピー後、Windows PowerShellの画面に貼り付けしてください。(Windows PowerShell画面で右クリックすると貼付されます)
画面下にタスクバーが起動したら10秒ほど待ってから ボタンをクリックして反応するか確認してください。
STEP3ユーザーアカウントを新規作成して、作成したアカウントに移行させる。
StartMenu Experience Hostの修復が正しく完了しないまたは修復後も改善がない場合は、新しいユーザーアカウントを作成してください。作成したアカウントでログインしてスタートボタンが反応するか確認します。
新しく作成したユーザーアカウントで反応がある場合は、新しいアカウントでPC利用することを検討してください。その際、必要に応じてPCに保存しているデータ等を新しいアカウントに移動させてください。
データの移動が困難な場合は先にSTEP4:Windows PowerShellを使ってシステムファイルを修復するの操作を行っても構いません。
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