OneDriveの個人用Vaultでファイルを保護する
OneDriveの個人用Vaultは、セキュリティ保護されたファイルの保存場所です。ファイルを開くために、2段階認証を必要とすることで、不正アクセスから大切なデータを守ります。

対象OS Windows 10、Windows 11
個人用Vault とは
OneDriveの個人用Vaultは、機密性の高いファイルを保存するための保存スペースです。Vault(金庫室)にアクセスするには、2段階認証を使って、ロックを解除する必要があります。この仕組みにより、大事なデータを不正アクセスから保護します。
(個人用Vaultの主な特徴)
- - 保護されたファイルにアクセスするには、2段階認証(本人確認)によるロックの解除が必要です。
 - - 同じMicrosoftアカウントで、Windowsにサインインしている場合、PINで本人確認ができます。
 - - 一定時間アクセスがないと、自動でロックが掛かります。ロックまでの時間は、既定で20分です。
 - - ローカルに保存された個人用Vault内のファイルは、BitLockerで暗号化されます。
 - - ブラウザーで開いた場合、ファイルはキャッシュされません。
 - ファイルを共有することはできません。
 - - 無料プラン または Microsoft 365 Basic を利用している場合、保存できるファイルは3つまでです。(Microsoft 365 Personalでは無制限です)
 
1.個人用Vaultを使う準備をする
個人用Vaultを利用するためには、セットアップが必要です。セットアップは、OneDriveのオンラインページから開始できます。
- 
                        OneDrive
                        
のページを開き、右上にある
                        
(設定)アイコンをクリックします。

設定アイコンをクリックします。 - 
                        設定メニューが開いたら、[オプション]をクリックします。

[オプション]ボタンをクリックします。 - 
                        オプションページが開いたら、[個人用Vault]をクリックします。

[個人用Vault]をクリックします。 - 
                        ページが切り替わったら、[有効にする]ボタンをクリックします。

[有効にする]ボタンをクリックします。 - 
                        メッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

[OK]ボタンをクリックします。 - 
                        メッセージを閉じたら、[本人確認]ボタンをクリックします。

[本人確認]ボタンをクリックします。 - 
                        本人確認が開いたら、画面に沿って認証を完了させます。

認証を完了させます。 
                            
ヒント:
                            初めて利用するときは、タスクバーにある OneDriveアイコン > 
[開始する]をクリックして、セットアップを開始できます。
                        
                        
ヒント:
                        有効になると、OneDriveに 個人用Vault フォルダーが表示されます。個人用Vaultを無効にしたいときは、OneDrive 
のページを開き、
(設定)>[オプション]>[個人用Vault]と開き、本人確認後に[無効にする]をクリックしてください。
                    
2.個人用Vaultにファイルを保存する(ロック解除)
セットアップが完了したら、ファイルを保存してみましょう。ファイルを保存するには、先にフォルダーに掛かったロックを解除する必要があります。
- 
                        エクスプローラーでOneDriveを開き、[個人用Vault]を開きます。

[個人用Vault]を開きます。 - 
                        メッセージウインドウが開いたら、[次へ]ボタンをクリックします。

[次へ]ボタンをクリックします。 - 
                        「準備がもう少しで完了します」と表示されたら、[許可]をクリックします。

[許可]をクリックします。 - 
                        ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

[はい]ボタンをクリックします。 - 
                        表示された画面に従って、本人確認(2段階認証)をします。

本人確認をします。 - 
                        ロックが解除されました。(ファイルの参照や保存、編集ができます)

ロックが解除されました。 
                            
ヒント:
                            OneDirveと同じアカウントでWindowsにサインインしている場合、PINを使って認証できます。
                        
                        
ヒント:
                        フォルダーを右クリックして、[個人用Vaultのロック]をクリックすると、手動でロックすることができます。定時間アクセスがないと、自動でロックが掛かります。ロックが掛かるまでの時間は、タスクバーにあるOneDriveアイコンをクリックし、
(ヘルプと設定)>[設定]>[アカウント]とクリックし、プルダウンメニューで変更できます。
                    
参考:Personal Vault で OneDrive ファイルを保護する(マイクロソフト)
この記事を書いた人
まきばひつじ PCトラブル解決アドバイザー
執筆歴10年以上。WindowsPCやiPhoneの「困った!」を解決するお手伝いをしています。15年以上にわたり、PCサポートの現場で10,000件以上のトラブルを対応。 国内大手PCメーカーのサポートセンターでスーパーバイザーとしての経験のほか、企業や自治体のヘルプデスク立ち上げを経て、現在は独立系PCアドバイザー/テクニカルライターとして活動。
                                検証環境:Windows 11 Home/Pro、Windows 10、iPhone(最新iOS)
                                信頼性:すべての手順を実機で確認し、スクリーンショット付きでわかりやすく解説します。
                            
    
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