【OneDrive】個人用Vault でファイルを保護する
OneDriveの個人用Vaultは、セキュリティ保護されたファイルの保存場所です。ファイルを開くために、2段階認証を必要とすることで、不正アクセスから大切なデータを守ります。
個人用Vault とは
OneDriveの個人用Vaultは、機密性の高いファイルを保存するための保存スペースです。Vault(金庫室)にアクセスするには、2段階認証を使って、ロックを解除する必要があります。この仕組みにより、大事なデータを不正アクセスから保護します。
主な特徴
- - 保護されたファイルにアクセスするには、2段階認証(本人確認)によるロックの解除が必要です。
- - 同じMicrosoftアカウントで、Windowsにサインインしている場合、PINで本人確認ができます。
- - 一定時間アクセスがないと、自動でロックが掛かります。ロックまでの時間は、既定で20分です。
- - ローカルに保存された個人用Vault内のファイルは、BitLockerで暗号化されます。
- - ブラウザーで開いた場合、ファイルはキャッシュされません。
- - ファイルを共有することはできません。
- - 無料プラン または Microsoft 365 Basic を利用している場合、保存できるファイルは3つまでです。(Microsoft 365 Personalでは無制限です)
操作方法
個人用Vaultを使う準備をする
個人用Vaultを利用するためには、セットアップが必要です。セットアップは、OneDriveのオンラインページから開始できます。
ヒント:初めて利用するときは、タスクバーにある OneDriveアイコン > [開始する]をクリックして、セットアップを開始できます。
2 設定メニューが開いたら、[オプション]をクリックします。
[オプション]ボタンをクリックします。
3 オプションページが開いたら、[個人用Vault]をクリックします。
[個人用Vault]をクリックします。
4 ページが切り替わったら、[有効にする]ボタンをクリックします。
[有効にする]ボタンをクリックします。
5 メッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
6 メッセージを閉じたら、[本人確認]ボタンをクリックします。
[本人確認]ボタンをクリックします。
7 本人確認が開いたら、画面に沿って認証を完了させます。
認証を完了させます。
ヒント:有効になると、OneDriveに 個人用Vault フォルダーが表示されます。
個人用Vaultを無効にしたいときは、OneDrive のページを開き、(設定)>[オプション]>[個人用Vault]と開き、本人確認後に[無効にする]をクリックしてください。
個人用Vaultにファイルを保存する(ロック解除)
セットアップが完了したら、ファイルを保存してみましょう。ファイルを保存するには、先にフォルダーに掛かったロックを解除する必要があります。
1 エクスプローラーでOneDriveを開き、[個人用Vault]を開きます。
[個人用Vault]を開きます。
2 メッセージウインドウが開いたら、[次へ]ボタンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックします。
3「準備がもう少しで完了します」と表示されたら、[許可]をクリックします。
[許可]をクリックします。
4 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
5 表示された画面に従って、本人確認(2段階認証)*をします。
本人確認をします。
*OneDirveと同じアカウントでWindowsにサインインしている場合、PINを使って認証できます。
6 ロックが解除されました。(ファイルの参照や保存、編集ができます)
ロックが解除されました。
ヒント:フォルダーを右クリックして、[個人用Vaultのロック]をクリックすると、手動でロックすることができます。
一定時間アクセスがないと、自動でロックが掛かります。ロックが掛かるまでの時間は、タスクバーにあるOneDriveアイコンをクリックし、(ヘルプと設定)>[設定]>[アカウント]とクリックし、プルダウンメニューで変更できます。
公開日: 2022/07/10 ・ 最終更新日: 2023/09/30 ・ 著者:まきばひつじ ・ この記事をシェアする