Windows 10,11

SDカード・USBメモリ・外付けHDDで認識される容量が32GBに制限されている問題を解決する方法

大容量の外付けハードディスクやUSBメモリを回復ドライブとして利用した場合、32GBのディスクとして領域が確保されてしまい、残りの領域がエクスプローラーやディスクの管理から認識されなくなることがあります。

使用できる容量がおかしくなってしまったUSBメモリや外付けHDDを、本来の容量に戻すためには、Diskpartコマンド を使ってディスクを初期化する必要があります。

外付けHDD 容量 おかしい

対象OS Windows 10、Windows 11

USBメモリ・外付けHDDの容量を元の状態に修復する

対象デバイス(USBメモリ、外付けHDD)内のデータは、すべて削除されます。必要に応じて、作業を開始する前に、中のデータをバックアップしてください。また、誤って別のドライブをフォーマットしないように、対象デバイス以外の機器は取り外してください。

1.Diskpartコマンドを使ってディスク領域を解放する

ディスク領域を解放するためには、Diskpartコマンドを使って領域情報をクリアする必要があります。(画面はWindows10ですが、Windows11でも手順は同じです)

別デバイスのデータ誤って消去することを防止するため、ディスク容量を回復したいドライブ以外の 外付けHDD や USBメモリ 等は、取り外してから操作を始めてください。

ヒントヒント: Diskpart回復ドライブとして確保された領域を開放します。領域を解放すると回復ドライブの領域を含め、USBメモリ または 外付けHDD上のデータは全て消去されます。必要に応じてデータのバックアップを取ってください。

  1. [スタートスタートボタン]ボタンを右クリックします。
    スタートを右クリック
    [スタート]ボタンを右クリックします。
  2. [Windows PowerShell(管理者)]を選択します。
    PowerShellを選択
    [Windows PowerShell(管理者)]を選択します。
  3. ヒントヒント: Windows11の場合は、「Windows ターミナル(管理者)」を選択します。

  4. 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
    はいをクリック
    [はい]ボタンをクリックします。
  5. 「Windows PowerShell」が起動したら、diskpart と入力して Enter キーを押します。
    コマンドを入力してEnterを押す
    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    diskpart

    コマンドをコピー

  6. 続けて、list disk とコマンドを入力して Enter キーを押します。(ディスクの状態が開きます)
    コマンドを入力してEnterを押す
    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    list disk

    コマンドをコピー

  7. 【ヒント】を参考に、ディスク番号を確認の上、コマンドを入力して Enter キーを押します。
    コマンドを入力してEnterを押す
    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。 (例)初期化したいディスクの番号が 1 の場合:

    select disk 1

    コマンドをコピー

  8. 「ディスクX が選択されました」と表示されたら、clean と入力して、Enter キーを押します。
    コマンドを入力してEnterを押す
    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    clean

    コマンドをコピー

  9. 「DiskPart は ディスクを正常にクリーンな状態にしました」とディスク領域の解放は完了です。
    画面を閉じます
    画面を閉じます。

ヒントヒント: サイズは「ディスクの容量」を指します。表示されているサイズから、対象のディスクに割り当てられている番号を判断します。通常、内臓HDD または 内蔵SSD は、ディスク0 に割り当てられています。容量に問題のある外付けHDD または USBメモリが ディスク1 に該当する場合、select disk 1 と入力します。ディスク領域の解放が完了したら、次のステップの操作へ進みます。

2.正しい容量でディスク領域を作成する

領域を解放した USBメモリ または 外付けHDD にデータが保存できるように ディスクの管理を使って、新たに領域(パーティション)を作成します。

  1. [スタートスタートボタン]ボタンを右クリックします。
    スタートを右クリック
    [スタート]ボタンを右クリックします。
  2. メニューの中から[ディスクの管理]を選択します。
    ディスクの管理を選択
    [ディスクの管理]を選択します。
  3. 「ディスクの管理」が起動したら、対象ディスクにある[未割り当て]の項目を右クリックします。
    未割り当てを右クリック
    [未割り当て]の項目を右クリックします。
  4. 表示されたメニューの中から、[新しいシンプルボリューム]を選択します。
    新しいシンプルボリュームを選択
    [新しいシンプルボリューム]を選択します。
  5. 「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」画面が表示されたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
    次へをクリック
    [次へ]ボタンをクリックします。
  6. 「ボリュームサイズの指定」画面が表示されたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
    次へをクリック
    [次へ]ボタンをクリックします。
  7. 「パーティションのフォーマット」画面が表示されたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
    次へをクリック
    [次へ]ボタンをクリックします。
  8. 「新しいシンプルボリューム ウィザードの完了」画面が表示されたら、画面右下の[完了]ボタンをクリックします。
    次へをクリック
    [完了]ボタンをクリックします。

ヒントヒント: 手順通り ボリュームサイズの指定 画面で初期値のまま[次へ]ボタンをクリックすると、1パーティションで領域が作られます。領域(パーティション)を分割したい場合は、ボリュームサイズを指定してください。

関連サイト(外部)

ディスクの管理のヘルプ (マイクロソフト) 外部リンク