スリープモードとは?
スリープモードは、PCの動作を一時停止し、システム状態をメモリに保持する省電力機能です。PCは「サスペンド」状態になり、一定時間後に「休止状態(ハイバネーション)」へ移行します。この機能は「ハイブリッドスリープ」とも呼ばれ、Windowsではデフォルトで有効です。ストレージデバイスはデータを保持するため、電源断でもデータは失われません。
パソコンをスリープさせたくないときは?Windows10・11の省電力を無効にする方法
Windowsでは、スリープモードの設定を2つのやり方で行えます。ひとつは、ちょっとした無操作の時間が続いたときに自動的にスリープになる方法。もうひとつは、自分で手動でスリープに切り替える方法です。この記事では、それぞれの設定手順と利用する上でのヒントを紹介します。
公開日: 2022/01/14 ・ 最終更新日: 2023/08/14 ・ 著者:まきばひつじ ・ この記事をシェアする
スリープモードの設定方法
このステップでは、一定時間操作がない場合にPCを自動でスリープモードにする設定方法を紹介します。この設定により、マウスやキーボードの操作が途切れると、システムは自動的にスリープに入ります。
なお、スクリーンセーバーを使用する際、スリープやディスプレイの電源オフの設定は、スクリーンセーバー開始後にしてください。早く設定すると、スクリーンセーバーが表示されずにスリープや電源オフになります。
Windows10/11でスクリーンセーバーを設定する方法はこちら
1スタートメニューを開く:
(スタート)ボタンをクリックします。
2設定を開く:
スタートメニューが開いたら、(設定)をクリックします。
3システムを開く:
Windowsの設定が開いたら、[システム]のアイコンをクリックします。
[システム]をクリックします。
4電源とスリープを開く:
システムの画面に切り替わったら、[電源とスリープ]をクリックします。
[電源とスリープ]をクリックします。
5スリープの時間を設定する:
スリープの項目にあるプルダウンメニューをクリックし、スリープ移行までの時間を設定します。
スリープの移行時間を設定します。
1スタートメニューを開く:
(スタート)ボタンをクリックします。
2設定を開く:
スタートメニューが開いたら、(設定)をクリックします。
3システムを開く:
Windowsの設定が開いたら、メニューにある[システム]をクリックします。
[システム]をクリックします。
4電源&バッテリーを開く:
システムの画面に切り替わったら、[電源 & バッテリー]をクリックします。
[電源 & バッテリー]をクリックします。
5電源とスリープを開く:
電源とバッテリー画面に切り替わったら、[画面とスリープ]をクリックします。
[画面とスリープ]をクリックします。
6スリープの時間を設定する:
プルダウンメニューをクリックし、スリープ移行までの時間を設定します。
スリープの移行時間を設定します。
スリープモードの応用設定
このステップでは、ハイブリッドスリープを利用して電源断時のデータ消失リスクを回避する方法と、電源ボタンを使って簡単にスリープモードに移行する設定方法の2つを紹介します。
電源ボタンを押した時の動作を設定する
手動でPCをスリープモードにする方法を解説します。電源ボタンやスリープボタンを押した時の動作を設定したり、ノートPCのカバーを閉じることで、PCをスリープにしたり、ディスプレイの電源をオフにするように設定できます。
動作は、[何もしない]、[スリープ]、[シャットダウン]、[ディスプレイの電源を切る]から選べます。ノートPCの場合、バッテリー駆動時と電源接続時で別々に設定することができます。
1コントロールパネルを開く:
(スタート)>[Windows
システムツール]>[コントロールパネル]とクリックします。
2システムとセキュリティを開く:
コントロールパネルが開いたら、[システムとセキュリティ]をクリックします。
3電源オプションを開く:
システムとセキュリティが開いたら、[電源オプション]をクリックします。
[電源オプション]をクリックします。
4電源ボタンの設定を開く:
電源オプションが開いたら、[電源ボタンの動作を選択する]をクリックします。
[電源ボタンの動作を選択する]をクリックします。
5電源ボタンの動作を選択:
各項目のプルダウンメニューをクリックして、動作を選択します。
プルダウンメニューで動作を選択します。
ハイブリッドスリープの活用方法
ハイブリッドスリープは、スリープモードから一定時間が経過すると自動的に休止状態に移行する機能です。これにより、突然の電源断やバッテリー切れによるデータの消失リスクを大幅に減少させることができます。このセクションでは、ハイブリッドスリープの設定方法を解説します。
- コントロールパネルを開く:
- 電源オプションを開く:
- プラン設定の編集を開く:
- 詳細設定を開く:
- ハイブリットスリープの項目を開く:
- ハイブリットスリープを有効にする:
[スタート]>[Windowsシステムツール]>[コントロールパネル]*とクリックします。
[システムとセキュリティ]>[電源オプション]と順にクリックします。
現在、選択されている電源プランの項目にある[プラン設定の変更]をクリックします。
プラン設定の変更が開いたら、[詳細な電源設定の変更]をクリックします。
[スリープ]>[ハイブリットスリープを許可する]と項目を開きます。
バッテリ駆動(ノートPCの場合)と電源に接続の各項目をオンにします。
*Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]とクリックし、[コントロールパネル]をダブルクリックで開いてください。
スリープモードのトラブルシューティング
スリープは便利な機能ですが、時折トラブルが発生することがあります。このステップでは、スリープモードに関連する一般的な問題と、それらの問題を解決するための手順を紹介します。
PCがスリープから復帰しない時は?
PC本体の電源ボタンを押して、スリープから復帰するかを確認してみてください。それでも復帰しない場合は、電源ボタンを数秒間押し続けて、強制的に終了させてください。
また、動画再生中にスリープに移行すると、復帰できないことがある場合があります。スリープに移行する前に、動画再生アプリを終了させてからスリープモードにしてください。
PCが勝手にスリープから復帰する時は?
メンテナンスによるPCのスリープ解除が有効になっているか確認してみてください。さらに、スリープ解除タイマーの設定もチェックしてください。但し、無効にすると、アプリのスケジュール機能によるスリープ解除ができなくなります。
- コントロールパネルを開く:
- 電源オプションを開く:
- プラン設定の編集を開く:
- 詳細設定を開く:
- スリープ解除タイマーの許可を開く:
- スリープ解除タイマーを無効にする:
[スタート]>[Windowsシステムツール]>[コントロールパネル]*とクリックします。
[システムとセキュリティ]>[電源オプション]と順にクリックします。
現在、選択されている電源プランの項目にある[プラン設定の変更]をクリックします。
プラン設定の変更が開いたら、[詳細な電源設定の変更]をクリックします。
[スリープ]>[スリープ解除タイマーの許可]と項目を開きます。
バッテリー駆動、電源に接続それぞれの項目を[無効]に設定します。
*Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]とクリックし、[コントロールパネル]をダブルクリックで開いてください。