Windows起動時にアプリを自動起動させて作業効率アップ
パソコンで行う日常的な作業には、新着メールのチェックや、1日のスケジュール確認、ウェブページの確認など、ユーザーによってさまざまです。これらの作業を行う場合、通常は使用するアプリを毎回手動で起動する手間を必要とします。
Windowsには、指定したアプリをPC立ち上げ時に自動起動させる仕組みが用意されています。この仕組みを利用することは、アプリ起動の時間と手間を節約し、作業効率のアップにつながります。
設定は「スタートアップフォルダ」または「タスクスケジューラー」
PC立ち上げ時にアプリを自動起動させる方法はいくつかあります。一つは「スタートアップフォルダ」を利用する方法です。スタートアップフォルダは、Windows起動時に自動的に実行するアプリを登録するためのシステムフォルダです。
このフォルダにアプリのショートカットを追加することで、パソコンの起動と同時にアプリが自動的に起動します。
もう一つの方法は、「タスクスケジューラ」を利用する方法です。タスクスケジューラは、Windowsに標準でインストールされているツールで、指定した時間・条件に基づいて、アプリやスクリプトを自動で実行します。
アプリが起動する条件や時間をカスタマイズしたいときは、「タスクスケジューラ」を利用することで、実現できます。
アプリを自動起動させるメリットとデメリット
アプリを自動起動させることの最大のメリットは、アプリを起動する時間と手間を節約できることです。アプリを自動起動させることで、作業の準備時間を短縮できるほか、作業のし忘れ防止にも役立ちます。
一方、デメリットとして、多くのアプリを自動起動させるとパソコンの起動が遅くなる可能性があることです。本記事では、アプリの自動起動による「作業の効率化」と「PCのパフォーマンス」とのバランスを取りながら、最適なPC環境を作るための、設定方法を紹介します。
公開日: 2021/05/16 ・ 最終更新日: 2023/06/18 ・ 著者:まきばひつじ ・ この記事をシェアする
操作方法
PC起動時にアプリ起動させる方法です。任意のアプリをPC立ち上げのときに自動起動させるには、ショートカットをスタートアップフォルダーへ登録します。また、アプリを自動起動させるタイミングや条件をカスタマイズしたいときは、タスクスケジューラーを利用します。
アプリの自動起動(スタートアップフォルダーに登録する)
Windowsの起動時にアプリを立ち上げるには、対象となるアプリのショートカットをスタートアップという特殊フォルダーへコピーします。
1(スタート)ボタンを右クリックします。
2[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
ヒント:ファイル名を指定して実行は、+[R]キーで開くこともできます。
3 ファイル名を指定して実行が開いたら、名前欄に shell:startup と入力します。
shell:startup と入力します。
4 コマンドを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
5 エクスプローラーが開いたら、(スタート)ボタンをクリックします。
[スタート]ボタンをクリックします。
6 アプリの(ショートカット)アイコンをスタートアップにドラッグでコピーします。
スタートアップへコピーします。
アプリの自動起動(タスクスケジューラーを利用する)
タスクスケジューラは、指定した条件に基づいて自動でアプリやスクリプトを実行させることができるWindows標準のツールです。タスクスケジューラでは、「PC起動時」の他にも、[指定した時間]や[ログイン時]に指定したアプリを起動することもできます。
1(スタート)ボタンをクリックします。
2[Windows管理ツール]>[タスクスケジューラ]とクリックします。
3 タスクスケジューラが起動したら、操作の項目にある[基本タスクの作成]をクリックします。
[基本タスクの作成]をクリックします。
4 ウィザードが開いたら、任意のタスク名を入力して[次へ]ボタンをクリックします。
タスク名を入力して[次へ]をクリックします。
5[ログオン時]の項目を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
[ログオン時]を選択して[次へ]をクリック。
6[プログラムの開始]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。
[プログラムの開始]を選択して[次へ]をクリック。
7 プログラム(アプリ)のパスを入力して[次へ]ボタンをクリックします。
パスを入力して[次へ]をクリックします。
8[完了した時に…]にチェックをつけて、[完了]ボタンをクリックします。
チェックをつけて[完了]をクリックします。
9 タスクのプロパティが開いたら、[条件]タブをクリックします。
[条件]タブをクリックします。
10[コンピュータをAC…]のチェックを外して、[OK]ボタンをクリックします。
チェックを外して[OK]をクリックします。
スタートアップアプリを管理する
Windows起動時に自動起動されるアプリは、スタートアップアプリとして登録され、Windowsの設定メニューから、自動起動の有効/無効を切り替えることができます。
スタートアップアプリにより、PCの起動が遅くなった場合や一時的にアプリの自動起動を停止したい場合は、下記の手順を参考に、有効/無効を切り替えてください。
1(スタート)ボタンをクリックします。
2 (設定)をクリックします。
3 Windowsの設定が開いたら、[アプリ]をクリックします。
[アプリ]をクリックします。
4 メニューの中から、[スタートアップ]をクリックします。
[スタートアップ]をクリックします。
5 自動起動させたい(または停止したい)アプリのスイッチをオン/オフで切り替えます。
スイッチを切り替えます。
1(スタート)ボタンをクリックします。
2 (設定)をクリックします。
3 Windowsの設定が開いたら、[アプリ]をクリックします。
[アプリ]をクリックします。
4 メニューの中から、[スタートアップ]をクリックします。
[スタートアップ]をクリックします。
5 自動起動させたい(または停止したい)アプリのスイッチをオン/オフで切り替えます。
スイッチを切り替えます。