メモリ診断とは?
メモリの異常は、PCの動作が不安定になる原因の一つです。特に、PCが突然フリーズしたり、STOPエラー(ブルースクリーン)が頻発する場合、メモリ診断ツールを使用してメモリの状態を診断しましょう。
メモリ診断ツールは、PCのハードウェアの状態をチェックし、潜在的な問題を早期に検出するための診断プログラムとして利用できます。
メモリ障害の一般的な原因と症状
メモリのトラブルは様々な原因で発生します。物理的なダメージ、過熱、製造上の欠陥、電圧の問題、互換性の問題、そして経年劣化が主な原因です。以下は、メモリに問題がある場合の一般的な症状です。
- - PCが突然フリーズする。
- - ブルースクリーンやSTOPエラーが頻発する。
- - アプリケーションが頻繁にクラッシュする、起動や動作が不安定になる。
- - 不明なエラーメッセージが表示される。
- -BIOSでメモリエラーの警告が表示される。
これらの症状が現れた場合、メモリ診断ツールを使用してメモリの状態をチェックすることをおすすめします。
公開日: 2021/05/16 ・ 最終更新日: 2023/08/19 ・ 著者:まきばひつじ ・ この記事をシェアする
Windows10・11でのメモリテスト方法
このセクションでは、Windows 10およびWindows 11の組み込み「メモリ診断ツール」を使用して、PC内蔵メモリの動作チェックを行う方法を解説します。診断を開始するにはPCの再起動が必要となるため、作業中のデータがある場合は、診断を開始する前に必ずデータを保存し、アプリケーションを終了させてください。
メモリに異常が見つかった場合は、ログイン時にメッセージが表示されます。メモリテストが正常だった場合は、デスクトップ画面で通知が表示されます。(通知が表示されるまでに時間が掛かることがあります)
1スタートメニューを開く:
(スタート)ボタンをクリックします。
2Windows メモリ診断を開く:
[Windows 管理ツール]>[Windows メモリ診断]*をクリックします。
*Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]>[Windowsメモリ診断]と順にクリックして開いてください。
3メモリ診断を開始する:
[今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)]をクリックします。
[今すぐ再起動して…]をクリックします。
4診断が終わるまで待ちます:
メモリテストが完了するまで待ちます。(完了するとPCが再起動します)
メモリテストが完了するまで待ちます。
5結果が通知されます:
メモリ診断が完了してPCが再起動すると、メモリ診断の結果が通知されます。
メモリ診断の結果が通知されます。
困った時は:トラブルの解決
本記事に記載された通りに操作が進まないときや、追加の質問は、下記のQ&A一覧をご覧ください。
【質問】メモリテストが完了しましたが、診断結果が表示されません。
メモリテストが正常に完了した場合、デスクトップ画面に通知として結果が表示されます。ただし、表示されるまでに時間がかかることがあります。デフォルトの通知表示時間は5秒です。もしメモリに異常が検出された場合、ログイン時に警告メッセージが表示されます。
【質問】メモリ診断ツールで問題が検出されました。どうしたらいいですか?
メモリ診断ツールを使用して問題が検出された場合、以下の対処方法を検討してください。
- - メモリテストをやり直す: 診断ツールの誤検出の可能性も考え、再度メモリ診断をやり直します。
- - メモリの再取り付け: メモリモジュールの取り外しが可能なPCの場合、正しく取り付けられているか確認し、必要に応じて再取り付けを行ってください。
- - メモリを交換する: (ユーザー自身でメモリの交換が可能なPCの場合)異常が検出されたメモリモジュールを、新しいものと交換します。
- - サポートセンターで診断してもらう: PCのサポートセンターや販売店に相談し、必要に応じてPCを修理に出します。