アプリを追加せず、Windows10標準機能のみでデスクトップ上に「Secret」という名前の特殊な非表示のフォルダを作成して中のファイルを見られないようにします。作成された「Secret」フォルダーは隠しファイルを表示する設定になっていても表示されることはないので、他人に見られては困るデータを保存する秘密のフォルダーとして利用することができます。また、同時に作成するアイコン(バッチファイル)で、「Secret」フォルダの表示/非表示を簡単に切り替えることもできます。
STEP1非表示用のフォルダーの使い方
本FAQの手順を行うことにより隠したいファイルの格納先となる「Secret」フォルダーと、「Secret」フォルダーの表示/非表示を切り替えるアイコンを作成することができます。
各フォルダーとアイコンの詳しい使い方は次の通りです。(フォルダーおよびアイコンの作り方は「STEP2:非表示用フォルダーを作成する」を参照してください)
「Secret」フォルダ:秘密にしたいファイルの保存場所です。
「表示OFF」アイコン:ダブルクリックすると「Secret」フォルダーを隠します。
「表示ON」アイコン:ダブルクリックすると「Secret」フォルダーを再表示させます。
《補足》
「表示OFF」、「表示ON」アイコンはデスクトップ以外の場所に移動しても動作します。(但し、「Secret」フォルダーはデスクトップから移動させないでください)
「表示OFF」アイコンをダブルクリックしても、「Secret」フォルダーが消えない場合は、キーボード上段にある F5 キーを押してください。
STEP2非表示用のフォルダーを作成する
デスクトップの何もない(アイコンがない)ところで、キーボードの Shift キーを押しながら、マウスを右クリック します。
表示されたメニューの中から[PowerShell ウィンドウをここに開く]をクリックします。

[PowerShell ウィンドウをここに開く]をクリックします。
「Windows PowerShell」画面が表示されたら、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。(デスクトップに「Secret」という名前のフォルダが作成されます)
md Secret

コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
続けて、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
cmd

コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
続けて、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。(デスクトップに「表示OFF」というアイコンが作成されます)
echo attrib +r +h +s C:%homepath%\Desktop\Secret >> 表示OFF.bat

コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
続けて、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
echo echo off >> 表示OFF.bat

コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
続けて、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。(デスクトップに「表示ON」というアイコンが作成されます)
echo attrib -r -h -s C:%homepath%\Desktop\Secret >> 表示ON.bat

コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
続けて、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
echo echo off >> 表示ON.bat

コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
以上の操作で、「非表示用のフォルダー」と「表示/非表示の切り替えアイコン」ができました。利用方法は前述の「STEP1:非表示用フォルダーの使い方」を参照してください。

非表示用フォルダーができました。
-
Q:フォルダーの場所がわからなくなりました。
非表示フォルダーの場所が分からなくなってしまいました。場所を確認するにはどうしたらいいですか。
-
A:システムファイルの表示をONにしてから探してください。
【システムファイルの表示手順】
「Secret」フォルダーを移動してしまい、場所が分からなくなってしまった場合は、下記手順でシステムファイルを表示する設定に変更してから探してください。
(1) エクスプローラーを開きます。
(2) エクスプローラーの画面上にある[表示]をクリックします。
(3) [オプション]をクリックします。
(4) [表示]タブをクリックします。
(5) 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
(6) 画面下の[OK]ボタンをクリックします。
-
Q:フォルダーが非表示になりません。
「表示OFF」アイコンをダブルクリックしても非表示になりません。
-
A:キーボードのF5キーを押してください。
F5 キーを押しても変化がない場合は、次の手順でシステムファイルを非表示の設定にしてください。
(1) エクスプローラーを開きます。
(2) エクスプローラーの画面上にある[表示]をクリックします。
(3) [オプション]をクリックします。
(4) [表示]タブをクリックします。
(5) 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」にチェックをつけます。
(6) 画面下の[OK]ボタンをクリックします。
-
Q:フォルダー名の変更はできますか。
「Secret」のフォルダー名を変更することはできますか。変更したい場合はどうしたらいいですか。
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A:変更可能です。コマンドを読み替えてください。
手順(3),(5),(7)で入力するコマンドの「Secret」の部分を変更したいフォルダー名で読み替えて実行してください。
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Q:フォルダーを移動してしまいました。
「Secret」フォルダーを別の場所に移動してしまい、隠しフォルダーのON/OFFができなくなりました。
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A:デスクトップに戻してください。
デスクトップに戻すことで、「表示ON」、「表示OFF」アイコンを使って切り替えができるようになります。
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Q:デスクトップ以外に作成したい。
「Secret」フォルダーをデスクトップ以外の場所で作成することはできますか。
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A:パスを読み替えてください。
デスクトップ以外に作成したい場合は、手順(5),(7)で入力するコマンドで、「Desktop」*の部分を読み替えてください。(*「ドキュメント」や「ピクチャ」などユーザーフォルダー内に作成する場合)
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